体部白癬は寝具などを清潔に乾燥さえ抗真菌の投薬

湿疹には白癬菌が原因で起こる疾患もあります。白癬菌というと水虫が代表的なものですが、実は肌にできる体部白癬も白癬菌に感染したものです。
体部白癬菌はゼニタムシのことで、衣類や寝具などの高温多湿を好む白癬菌が体部の皮膚に感染して起こる症状で、ゼニタムシは患部の湿疹が丸い銭のような形状をしています。初期は痒みを伴った赤く隆起した湿疹ですが、徐々に丸く大きくなり周りに広がっていきます。
体にできたゼニタムシは発症すると体中のどこへでも飛び火することがあり、症状を発見した場合には、皮膚は剥がれ落ちるため自分や家族の水虫、ペットの水虫も確認して抗真菌薬で治療する必要があります。
感染は、白癬菌は肌に付着してすぐに皮膚の内部に入り込む訳ではありません。皮膚についても自然に剥がれ落ちたり、洗うことで落ちます。空気感染などもないため比較的白癬菌は感染力が強くない菌と言えます。しかし、高温多湿を好み夏に汗をかいて湿ったままのシャツを着たり、湿気のある寝具などを使用すると白癬菌は活発化します。温度15度以上で湿度が70度以上の環境は白癬菌を繁殖させるため靴下、衣類、寝具などを清潔と乾燥を保ちます。
治療は白癬菌を滅菌するために抗真菌薬の投薬が必要です。体の皮膚は角質層が薄いため正しく抗真菌薬などの外用薬や内服薬などの投薬により短期での治療も可能になります。投薬により角質の新陳代謝が完了する1ヶ月程度での治療期間が目安です。
湿疹には似たような症状であっても治療薬が異なることもあります。ゼニタムシは市販で薬も販売されていますが、正しい判断のもと治療をして症状を進行させないためにも湿疹やゼニタムシができた場合には、皮膚科など病院を受診することが良い選択です。